小遣いは無条件で
わが家はお小遣いを無条件であげています。
中1年生1000円、小3年生300円、年長児100円です。
金額はただ何となく(汗)
この金額に不平不満も今のところないようですが、子どもが値上げ交渉してきたら、話を聞くつもりではいます。
「無条件で」というのは、小遣い日が来たらあげる。
ただそれだけです。
私の周囲では時々、お風呂掃除をしたら○円とか、テストで100点をとったら○円とか、聞きます。
条件付きのお小遣い。
私はなぜか違和感を持っていました。
そのモヤモヤの理由ははっきりわかっていなかったのですが、先日の朝日新聞に「これだ!」と思うことが載っていました。
6月4日朝日新聞「伊藤亜沙の利他学始め」
罰やボーナスによるインセンティブは、効果がないどころか、逆効果にすらなりうる。責任や責務、内発的な喜びといった動機づけを本人から奪ってしまうからだ
「なるほど〜」と頷きながら読みました。
そうなんです。
手伝いは自分から主体的にしてほしい。「お金がもらえるから」ではなく「家族のために自分に何ができるかな」と考えてしてほしいのです。手伝った結果、家族が喜んでくれた。自分が家族の役に立ったと感じてほしい。(内発的な喜び)
みんなが仕事をする時は、自分も分担し、やり始めたら最後まで自分の力でやって、達成感を感じてほしい。(責任や責務)
テストも手伝いも、全て自分のため、家族のためにできる子になってほしいと思っています。
(チャレンジ)塾なしで学力を上げる
長男が中1になり、周りで塾に通う子がグッと増えてきたようです。
うちの長男はというと、習いごとはサッカーのみ。さらに習いごとのない日は学校の部活(サッカー部)に行きたいとのことで、月火水木金土日、毎日サッカー漬けです。
本人がどう思っているのかはともかく、多分サッカー選手を目指しているわけでもありません。ですが、本人が今一番やりたいことはサッカーなわけです。
こうなったら親にできることって何だろう。
応援するしかないのです。
しかし、親としては、勉強もしてもらった方がやはり安心なわけです。なので、塾なしで学力を上げるべく、奮闘中です。
塾なしで学力を上げるチャレンジ
1.まず睡眠
「寝ているときに脳は育つ」とにかく体も心も頭も育てたい時は睡眠が大事だと信じています。一番大切にしているのは、睡眠です。
夜練のある日は難しいのですが、それでもできるだけ早く寝せることを何より最優先しています。早くて8時半、遅くても10時には寝ています。(本当は9時半には寝せたいのだけど、夜練は9時まであり、なかなか難しいです、、、。)
黒川伊保子さんのこちらの本をバイブルにしています。
2.朝や隙間時間に勉強
基本学校の勉強は宿題と自主学習のみです。あとは授業で頑張ってねというスタイルです。だって時間がないのです。これにプラスして休校中に始めた「スタディサプリ」をしています。
これは親が言ったことではありませんが、いつ勉強するかというと、隙間時間にするしかないのです。朝起きて朝ご飯までの間の時間とか、帰宅してからご飯ができるまでの時間とかを使っているようです。
やりたいことがあると、がんばれるものなのだなとつくづく思います。やりたいことをやっている時のパワーと集中力には凄まじいものがあります。
3.新聞を読ませる
基本テレビをつけないので、ニュースに触れる機会がないのです。うちは朝日小学生新聞を購読しています。毎朝届くので、本人は漫画目当てで読んでいるようなことも多いですが、それでも1面のニュースはチェックしているようです。気になるニュースは朝ごはんの時に話題にするようにしています。
4.普段の会話で知的好奇心を刺激
これは夫の担当なのですが、夫は(主に漫画から得た)雑学王なのです。仕事も理系なので、けっこういろんなことを知っています。なので、ロケットのニュースを見た後に、「ロケットにはこんな種類があるんだよ」とか、ソーラーパネルを見かけた後に、「他にどんな発電方法があると思う?」とか、「ソーラーパネルの電気をどうやって家で使えるようになると思う?」とか、ちょっとしたことをきっかけに掘り下げて知識をアナウンスするのが上手なのです。
これは私にはできない技です。私も一緒になって教えてもらっています。
このおかげで、長男はけっこうマニアックなことまで知っていて、びっくりさせられることがあります。子どもが「知りたい」と思った時にタイムリーにネタを提供してあげると、吸収力がすごいです。
6月に予定されていた中間テストはなくなり、9月に期末テストがあるようです。今のところ中学校での学習に手応えを感じているらしい長男。後悔のない中学校生活を送れるよう、がんばってほしいものです。
ご褒美シール、継続のコツ
ご褒美シール。
今までいろいろな方法で子どもたちに使ってきました。
目的は、良いと思われる行動を毎日継続してできるようになることです。
例えば
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トイレトレーニング
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食器洗いのお手伝い
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基礎英語を聞く
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リフティング
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兄弟喧嘩をしない
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頭に来ても冷静に行動する
など。
そのためにカレンダーやカードにシールを貼って継続しよう(させよう)と試みたのですが、なかなかうまくいかなかったのです。
子どもが2、3歳の頃はシールが大好きで、どのシールにするか一緒に選んだり、シールを貼ること自体を子どもが喜んでいたので、ご褒美シールをもらうことを励みにして何とか成立していたのですが。
小学生にもなると、シールくらいでは強い動機付けにはなりにくいです。見向きもしないことも。
どうすればご褒美シールを継続できるか。大切なのは、良いと思われる行動をご褒美シールなしでもできるようになることです。
最近、いろいろな子と触れる機会があり、気づきがあったので書いてみようと思います。
ご褒美シール、継続のコツ3つ
「毎日継続したい」「できるようになりたい」と子どもが思っている
まず、何のためにするか。子どもが、自分のためにするということです。
自分のためにするということは、本人がその気になっていないといけないということです。
「今日からパンツマンになろうね。トイレでおしっこできたらご褒美シールだよ。」とある日突然子どもに言ってもなかなかその気になりにくいということです。
なので、そこは作戦です。
(1回でも、1日でも)できたという成功体験があった日にスタートする
大切なのは、タイミングです。
成功体験があった日にご褒美シールを開始するのです。
「わー、トイレでおしっこできたね!すごいね!!ママ嬉しいから、このニッコリシールをカレンダーに貼っておこうかな。」って感じです。
「またできたらシール貼ろうね。」ってサラリと言ってあげてください。
仕組みを作ったらあとは淡々と
これは小学生向けかもしれませんが、毎回シールを貼るたびに大げさに喜んでいたら、わざとらしさがバレてしまいます。なのでそこは淡々と。
「またシールが増えたね。毎日食器洗いができるってことは、それだけ家族のことを考えてくれてるってことだよね。成長しているね。」
「今日もシール貼れたね。上手に自分で時間を作れるようになってきているね。時間の使い方が上手になってきたね。」
など。
シールが増えたということは、その子がどんなふうに成長している結果なのかということを言語化して子どもに伝えてあげてほしいです。
最近の次男(9歳)
「リフティングができるようになりたい」と自分でご褒美カードを手作りして、せっせと励んでいます。