子どもと一緒に宮城県
春休みに子どもたち(高1、小6、小3+いとこ小5)と一緒に宮城県へ旅行に行ってきました。
(行き先)
*荒浜小学校(仙台市)
*大川小学校(石巻市)
(その他にうみの杜水族館にも行きました。)
学びがたくさんありました。
1 震災の後の街の様子を見ることができた
海沿いのいわゆる「震災道路」を走りました。
もうほんとに何も無くなっているのです。あったとしてもビニールハウスや畑くらい。至る所に避難タワーや「津波到達地点」と書かれた看板がありました。ほんとにここまで津波が来たんだと感じさせられ、子どもたちも言葉を無くしていました。
テレビの中で見てどこか他人事のように考えていた東日本大震災という出来事。実際に自分の目で見ると、ここにたくさんの人の生活があったことを生々しく感じました。
2 語り部の方に話を聞くことができた
大川小学校では、語り部の方にお話を聞くことができました。
お子さんがなぜ助からなかったのか。
どうすれば尊い命を救うことができたのか。
実際に地震が来たら、どのように行動すれば良いのか。
たくさんのことを考えました。考えても考えても「どうしてすぐ近くの裏山に逃げなかったのか。」という無念さが拭いきれない。
地震の後、全校児童が待機していた校庭。
逃げていればきっと助かったであろう裏山。
実際にこの目で見て、裏山に登ってみて、考えさせられることがたくさんありました。
その日のうちに子どもたちとも、たくさん話をしました。
自分なりの答えを見つけて、生かしていこうという思いを強くしました。
3 すぐ行動することの大切さについて考えた
荒浜小学校では、「良いと思ったことはすぐにやる」ことの大切さについて学びました。
当時の校長先生が、東日本大震災の前年2010年に起きたチリ地震をきっかけに津波の脅威を感じ、以下のように改善していたとのこと
*避難場所を校庭から屋上へ
*救援物資を体育館から3階へ
実際、地震の直後に全員が屋上に避難。屋上から自衛隊ヘリでの救出活動。
待機している人たちは3階教室にあった救援物資で難を逃れたとのこと。翌朝までに全員の救助が完了したとのこと。
校長先生の判断で改善していなかったら、大川小学校の子どもたちと同じようなことが起きていたかもしれません。救援物資が十分に渡らなかったかもしれません。
判断力と決断力って大事だなとつくづく考えさせられました。
高1の長男が旅行についてきてくれるのはこれで最後かもしれない、との思いで今回宮城県を旅行先に選びました。
たくさんの学びを自分なりに生かしていってほしいと願うばかりです。