怒ってもいいことはない
「怒ってもいいことはない。」
子どもが通っているサッカークラブのコーチの言葉です。
忍耐強い人だなといつも思っていました。
「この場面でこうされたらイライラするだろうな。」という場面でも、決して怒りません。
「なぜそうしたのか。」
「どうすればよかったのか。」
穏やかな言葉で子どもたちと話し合ってくれます。
「怒ってもいいことはない」
そんなことは分かっているのに、なぜ私にはできないのでしょう。
コーチより10歳も年上なのに…(;'∀')
やろうとしなかっただけ
「怒ってもいいことはない」
この言葉が数日間私の心の中で響きました。
そして、数日間、子どもたちを怒らずに過ごせたのです。
やればできるものですね。
やればできる。
でもやらなかっただけ。やろうとしなかっただけ…なのかもしれません。
怒らずに話す
昨日、長男と口げんかになりました。
注意すると、
「だって、先にちょっかい出してきたから。」
「だって、〇〇もやっていたから。」
「だって」のオンパレードです。
今までの私なら「だってじゃないでしょーー!!」と怒る場面でしょう。
むしろ、「ここは怒るべきでしょう。」とすら思っていました。
でも怒らずに話してみました。
「お母さんはこう思っているよ。」と、ひたすら、できるだけ、穏やかに伝えたつもりです。
すると、長男、泣きました。
いつもならバタン!と戸を閉めて自分の部屋に閉じこもる場面でした。
しばらく泣いて、その後自分の家の仕事である洗濯干しをし始めました。
違う結果が返ってくる
とりあえず、怒らなかった自分をほめます。
怒らなければ違う結果が返ってくることも分かりました。
怒らない日々を1日1日積み重ねていきたいなあ。
昨日近所で見つけた花。花盛りです。
あげる、もらう
あげる人もらう人
私の友人が子どもの頃、先生から教わった言葉。
「大人はあげる人、子どもはもらう人」
大人は自分の持っている時間、モノ、感情を子どものために使う。
子どもはそれをもらう。
ずーっともらい続けるわけにはいかなくて、大人になるにつれて…、
- 人のために行動する。
- 自分のものを誰かに分ける。
- 相手に気持ちを寄せる。
などということがだんだんできるようになっていけばいいんだよ、というお話だったと思います。
Giving is living
先日の朝日新聞
Giving is living モリー・シュワルツ
「取る(take)は自分が死にかけている感じ、逆に与える(give)は生きている感じがする」
「生きる」とは「与える」
「与える」とは「生きる」
与えることが生きがいにつながるのですね。
どんなことを「与える」か?
しかし、どんなことを「与える」と相手が喜ぶのか、それがマッチしていないと「そんなもの求めていないよ」となりがちです。
- 酔っぱらって自分の武勇伝をひたすら語る
- 自分の知識をひけらかす
- 頼まれていないのにべらべらと情報を話す
なんてことにならないように…。
相手が欲していること、モノを、上手に「与える」ことができるようになりたいです。
先日見かけた不思議な形の花。ハチが潜って蜜を吸っています。