親の目が届かないところで育つ
朝日新聞折々のことばのコーナーに、河合隼雄さんの言葉が載っていました。
だいたい子どもというものは、「親の目が届かないところ」で育っていくんです。
これに「先生の目が届かないところで」もつけ加えたい。子どもの自治が成り立つ場が今、社会のあちこちに埋め込まれているか?子供は仲間とともに時に少々怖い目にもあいつつ、してよいことと行けないこと、どこまで人を頼りにできるかを学ぶ。これに親が信頼感を持てるかどうかに子供の成長は懸かっていると、臨床心理家は言う。「Q&Aこころの子育て」から。
2017.5.5 朝日新聞
台湾では、これができないことが多いのが私の一つの悩みです。
日本にいるときは、家にランドセルを置いたら公園に遊びに行っていた長男ですが、今、ここ台湾で同じことをするのは難しいです。
交通量の問題、治安の問題、感覚の問題…。
いろいろとあり、子どもが公園に行くときは、基本親も同伴です。
子ども同士集まればけんかになることもあればトラブルになることもあります。
こんなとき、ほっておいて、子どもだったらどうするか見極めたい気持ちもあるのですが、やはり親が見ている手前、出ていかざるを得ないときのほうが多いです。
子ども同士のけんかを仲裁したり、周りの大人に説明したり…。
子ども同士でいろいろな経験をさせてあげたいと思うけれど。
それは日本に帰るまでの楽しみに取っておくことにします。