みんなの幸せ40’s

40代を幸せに生きるために

両親との関係

先日母からメールが来ました。

私は現在台湾在住ですが、年に3回ほど実家に帰省しています。

 

最近はあと何回両親に会えるのだろうと考えることも増えてきました。自分も年を重ねていますが、もちろん両親も年を重ねているわけで。二人とも70歳を超えました。二人とも大きな病気もせずにここまで健康でいられることは、とてもありがたいことです。

 

60代のうちはまだまだ現役時代と変わらず、見た目も若々しく、エネルギーにあふれていたように感じます。「おじいちゃん」「おばあちゃん」という言葉がしっくりこないような気がしていました。

 

でも、最近では背中も心なしか少し曲がってきているような?うちの子どもたちと遊ぶ時も、子どもたちの動きに付いて行けていないようになったのは最近です。

 

今となってこそ両親とは良い関係を築いているように感じていますが、若いころはやっぱりいろいろありました。

 

私の両親は共働きだったので、毎日忙しくしていました。学校から下校しても姉と二人で過ごすことが多かったです。

 

特に母は勝気な性格で、「女の子でも仕事をもてるようになりなさい」とか「今は学生だからこうするべきだ。」とか…。自分の価値観を私にも強要することがあり、私はそれを苦手にしていました。

 

父も考えの堅い人だったように思います。よく怒っていたイメージです。私は、親が納得しそうなレールの上を歩こうと意識して生きてきたように思います。

 

幼いころの記憶で一番悲しかったこと。私は12月生まれなのですが、誕生日ケーキを誕生日に用意してもらった記憶がありません。クリスマスが近いので、クリスマスのケーキと一緒でいいでしょという考えです。

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自分の名前が書かれたこんなケーキを、ふーっとすることにあこがれていました。

 

 これだけのことと言えばこれだけのことですが、毎年誕生日になると悲しくて。でも「ケーキを買って」とも言えなかったんですね。経済的にも大変そうに感じていたのです。高校生になっても誕生日に泣いていたこともありました。

 

他には、歯医者に行きたくてもなかなか言い出せないことがありました。「ちゃんと歯磨きしなかったでしょ」と怒られるのではとか、またお金使わせちゃうなとか。いろいろ考えてしまっていたのです。

 

幼いころのもやもやを抱えたまま、大人になったような気がします。仲の良い母娘を見て、うらやましく思うこともありました。

 

大人になって子育てをするうちに、両親の大変さを少しずつ理解するようになり、「まあそれも仕方ないことだったな」とあきらめられるようになり。両親も少し丸くなり。孫をかわいがってくれるようになり。

 

もやもやした気持ちは完全に浄化できなくても、少しずつ氷が解けるようにわだかまりが少なくなってきているように思います。

 

何より、少しずつ年老いていく両親を見ていると、こだわってもやもやしている時間がもったいないように思えてくるのです。

 

最近は母の日や父の日(もうすぐですね)に贈り物をしたり、感謝の気持ちをメールや手紙で伝えるようにしています。一緒に過ごせる時間を大切にしていきたいです。